永代供養墓を選ぶ時に、様々なポイントを抑えて行かなければなりませんが、まず、第一に考えなければならないのは立地条件です。永代供養墓であり、「お墓参りをしてもらう意思がないのでどこでも構わない」という意見も確かにありますが、生前に申込む場合には、自分と永代供養墓があるお寺と縁が生まれるので、実際に足を運ぶことは必要になります。そう考えれば、自宅からお寺までのアクセスはあまりにも長距離であると言うのは、現実的ではありません。やはり、距離は近いに越したことはありません。
実際問題として、納骨を視野にいれれば居住地からアクセスしやすい場所だと言うことがより望ましいでしょう。何時間もかけていかなければならない永代供養墓であれば、お墓参りをしたいという親戚、子供、友人などがいても行動に移しづらくなってしまうのが普通です。また、車を利用する場合は、お彼岸やお盆などの渋滞状況も知っておくと安心でしょう。元気なうちは何も抵抗なく動くことが出来ますが、いずれ高齢になってくると車の運転が困難になる可能性がありますので、そんな時にも電車やバスなどでの利用がしやすいかどうかも立地条件では重要です。
そして、永代供養墓のあるお寺や霊苑に向かう際にも、階段やきつい勾配の坂道があるかどうかも、確認しておくと安心です。その場所までのアクセスがいかに負担なく行けるかどうかを予め確認をしておくこくことが、後々になってもとても重要です。