葬儀がおわったあと。

葬式が終わると後始末があります。家の内部や外回りのあと片付けをきちんと行い、世話役の人たちにお願いしていた雑務の引き継ぎを滞りなく終わらせなければなりません。事務の引き継ぎはふつう葬儀と精進落としが終了し、参列者が帰宅したあとで、世話役の人たちから事務を引き継ぎ、現金の精算などをします。引き継ぐものは、香典、供物、供花の記帳簿、弔辞、弔電、会葬者名簿、会計帳簿や領収書などです。

葬儀費用は相続税の控除の対象になりますので、領収書はひとまとめにして大切に保管しておいてください。葬式終了後に支払う費用として、葬儀社への支払い、仕出し店への支払い、斎場使用料などがあり、葬儀社からの請求書は葬式が終わって2~3日で届きます。自宅で葬儀を行った場合、通夜ぶるまいや精進落としなどの飲食費は葬式後2~3日して支払うのが一般的です。斎場費は最初の見積もりと大きく金額が変わることはありません。

故人が入院していた場合など、その費用はふつう遺体を受け取るときに精算しておきますが、事情によって後日になった場合は忘れないように気を付けます。故人が生前お世話になった人や、勤務先、世話役代表などへのあいさつ回りは、喪主自ら葬式の数日後に出向き、一般の会葬者には告別式直後に手渡す「会葬礼状」に代えて済ませるのがふつうです。故人の勤務先などへの挨拶回りは、お礼を述べるだけでなく、責任者の許可を得てロッカーなどにある私物も整理し持ち帰るようにしましょう。

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