葬儀の費用は関係者がもう少し考えよう

葬儀費用は、全体的に高すぎる印象が残っていませんでしょうか。もちろん、葬儀そのものを主催する者として経験することは、誰しもそんなに多くないはずですから、そのときはそんなものかと思ってお終いにするのでしょうが、振り返ってみると、言葉を飾らずに言えば、「足元を見ている」とか「ドサクサに紛れて」とか言いたくなるような感じです。葬儀屋も、本当にお客様のことを考えれば、儲けは適正にし、余計な出費は抑えるということが大事ですし、お通夜の席の飲食物や告別式のあとの食事の席も、ましてや火葬場での待機時間での食事のことなど、工夫しなければならないことは山積のはずです。祭壇のことや安置の対応や葬儀に関係するもろもろのことも、確かに手間暇や待ったなしでの対応などご苦労はあるとしても、工夫の余地は残っているはずです。

肝心のお寺さんだって、葬儀のときのお布施のあり方、塔婆料、供物やお花、いろいろな名目にはなっていますが、もっと原価低減ができるはずでしょう。そのほかにも、七七日忌法要とか、一周忌法要、三回忌法要など、様々な行事にその都度費用が発生してきますし、付届けやなにやかやで、納めるお金は馬鹿にならないのです。こうしてあらためて全体を見てみると、他の産業と決定的に違うのは、割合競合関係がないという事実です。だから、成り立っているとも言えそうです。

でも、ここは重要なポイントです。こうしたことからすると、異業種からの参入や外国資本の参入がありうるところと言えるのです。そうなると、今のやり方ではひとたまりもありません。早く気づいて近い将来に備えないと、自分の首を絞めることになってしまいます。

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